かつての反省

わたしの中高生時代を語らせてください。


「反省」という言葉が一番似合う4年間を。


長い、長いトンネルの中をさまよった月日を。

両親は優しく、温和な方です。幼少期から常に寄り添ってくれました。


「風邪を引いた」といえば「大丈夫?熱はかろうか」と。


「おなかがすいた」といえば「ご飯を作るからね」と。


半ば当然のようなことかもしれません。


今思えば、たのしい日々でした。ありがとう。

小学校の先生もとても優しく、毎日「笑顔の華」に囲まれて過ごしました。


しかし中学校の頃、父の仕事の都合で「転校しよう」と言われました。


住み親しんだ地元に、「さようなら」を言うときが来るとは知っていました。


まさかこんなに早いとは、思ってもいませんでした。


母はすんなりと受け入れました。


「いろえんぴつ、さみしいとは思うけど、新たな土地でお友達をいっぱい作るんだよ。」


放心状態の私の心は決まりました。「とりあえずやってみよう」と。


母もここで働いているので、そう簡単には動けないのです。


しかし仕事を変え、新たな時代を過ごすこととなったのです。

「こんにちは。今日からここでよろしくお願いします。いろえんぴつです。」


一同がさーっと、静かになったのを覚えています。


それから何事もないように、入学式の翌日の、授業がはじまったのです。


そのときのことを、いまだに信じられません。


授業中だというのに、休み時間のようなざわめき。


後ろから前から、届く回し手紙。


「これが学校なのかな」「これがここなのかな」


気が付けば、わたしも回し手紙をしていました。

「いろえんぴつ、あの先生の話し方www」


「確かに笑」


「授業抜けたい」


「じゃあ、あそこ行く?」


4,5人は屋上へ向かいました。


授業をさぼるなんて日常茶飯事でした。


もちろん先生に注意されました。人間として、やってはいけないこと、当たり前です。


しかし当時のわたしたちは、「意味わかんないwww」と終始笑っていました。

学校行事に、真剣に取り組んだことはありませんでした。


低レベルな仲間意識に、全力を尽くしていました。


4人のつるみ集団の中で、みんなストレスを吐き出していました。


汚い言葉で。


それこそ「2ちゃんねる」のような言葉で。


「2ちゃんねる」のように平気で、悪口の言い合い。


抜け出したいけれど、抜け出せませんでした。

高校1年生の時、忘れもしない先生に出会いました。


ここには言葉を書ききれないくらい、多くのことを学びました。


高校は彼らが違うクラスに進学したため、ほとんど会わなくなりました。


部活や教室での出会いもありました。


今の高校生活、申し分ありません。


出会いは人を変える力がある、という言葉の重み。


今更ながら感じました。

「反省したならいいんだよ。」


「授業中話さなくても、本当の友達は友達なんだよ。」


「何回も間違えて、覚えるんだよ。」


「そのままで価値があるんだよ。」


先生からの言葉で、変われました。


いま、空には虹が―――。